ホテルの「上級会員(エリートステータス)」をご存知でしょうか?
部屋のアップグレード、朝食無料、レイトチェックアウト……。それらは通常、年間数十泊し、時間とお金をホテルに捧げた「修行僧」だけが辿り着ける聖域です。
しかし、アメックスプラチナ・ホルダーには、その「修行」は必要ありません。
カードを手にしたその日から、世界的なホテルグループの「上級会員資格」が、無条件で、しかも4つ同時に付与されるからです。
本記事では、私が実際に恩恵を受けたエピソードと共に、アメックスプラチナが提供する「4つのホテルステータス」の真価を解説します。
なぜ「0泊」でVIPになれるのか?(ステータスマッチの仕組み)
通常、これらのステータスを獲得するには、年間20〜40泊以上の宿泊実績が必要です。金額にして数十万円〜百万円単位の投資が必要です。
アメックスプラチナは、提携ホテルグループとのパートナーシップにより、このプロセスをすべてスキップします。
「時間をお金で買う」。
多忙なビジネスマンや経営者にとって、これほど合理的なシステムはありません。
Marriott Bonvoy(マリオット)「ゴールドエリート」
〜世界最大チェーンでの「安心感」と、NYでのサプライズ〜
リッツ・カールトン、シェラトン、ウェスティンなどを擁する世界最大のホテルチェーン。旅先で「とりあえずマリオット系なら間違いない」という安心感があります。
- 客室アップグレード あり(空室状況による)
- レイトチェックアウト 14:00まで
- ボーナスポイント +25%
私の活用実録:NYでのスイート・アップグレード
公式ルールでは、ゴールドエリートのアップグレード対象に「スイートルーム」は含まれていません。
しかし、私がニューヨークの「SpringHill Suites by Marriott」に滞在した際、チェックイン時に案内されたのはなんと「スイートルーム(1 Bedroom Suite)」でした。
もちろんこれは非常に幸運な例であり、毎回期待できるものではありません。
ですが、ステータスカードを提示することで、時にマニュアルを超えた「特別扱い」を引き寄せることがある。この「可能性」をポケットに入れているだけでも、旅のワクワク感は段違いです。
また、基本特典である「14時までのレイトチェックアウト」も実用性が高く、帰国日のフライト調整に欠かせない機能です。
Hilton Honors(ヒルトン)「ゴールド会員」
〜「朝食無料」という最強の実利〜
ヒルトン・グループのステータス特典は、非常に分かりやすく、かつ強力です。
- 朝食無料 会員+同伴者1名
- 客室アップグレード あり(空室状況による)
- ボーナスポイント +80%
私の視点:これだけで年会費回収の柱になる
特筆すべきは「朝食無料」です。多くのホテルプログラムでは「プラチナ」以上でないと朝食がつかない中、ヒルトンは「ゴールド」で2名分の朝食(通常1名3,000円〜5,000円相当)が無料になります。
ヒルトンやコンラッドに年に数回泊まるなら、このカードを持っているだけで数万円単位の得をする計算です。
Seibu Prince Global Rewards(プリンスホテル)「プラチナメンバー」
〜国内旅行の最強の味方〜
外資系だけでなく、国内の名門「プリンスホテル」の上級会員になれるのも、アメックスプラチナの大きな特徴です。
- 朝食プレゼント 無料
- レイトチェックアウト 最大3時間
- ウェルカムサービス あり
私の活用実録:ザ・プリンス パークタワー東京
私がこのステータスの威力を実感したのは、「フリー・ステイ・ギフト(無料宿泊券)」でザ・プリンス パークタワー東京に宿泊した時です。
本来は素泊まりのプランでしたが、このプラチナステータスを持っていたおかげで、同伴者含め2名分の朝食が無料になり、さらに16時までのレイトチェックアウトまで適用されました。
「無料券」を「VIP滞在」に格上げする。まさに魔法のカードです。
▷ 【検証】ザ・プリンス パークタワー東京宿泊記。無料宿泊特典で「スイート昇格」した日の全記録
Radisson Rewards(ラディソン)「プレミアムステータス」
〜スタッフの一言に救われた、NYの朝〜
日本では馴染みが薄いかもしれませんが、ヨーロッパや北米で展開するラディソン・ホテル・グループのステータスも付帯します。
- 客室アップグレード あり
- アーリーチェックイン 空室状況による
- レイトチェックアウト 空室状況による
私の活用実録:ニューヨークでの救済
2022年5月、ドバイからの長距離フライトを経て、早朝のニューヨークに到着しました。
時差ボケと長時間移動で疲労困憊でしたが、ホテルに到着したのはまだ午前中。チェックイン時刻までは程遠く、せめて重い荷物だけでも預かってもらおうとフロントに向かいました。
しかし、私のステータス画面を見たスタッフは、笑顔でこう言ったのです。
「あなたはプレミアム・メンバーだから、もうお部屋を用意してあげるわね」
公式特典としてのアーリーチェックインは確約されたものではありません。しかし、現場のスタッフがステータスを見て「優遇すべき客」と判断し、特別に計らってくれたのです。
すぐにシャワーを浴びてベッドに倒れ込むことができたあの数時間は、何物にも代えがたい価値がありました。
まとめ:どこへ行っても「得意客」
マリオット、ヒルトン、プリンス、ラディソン。
これら4つのカード(ステータス)を財布に入れているということは、「世界中どこへ行っても、決して粗末には扱われない」という証明書を持っているのと同じです。
たとえ年数回の旅行だとしても、その一回一回の質を劇的に高める。
それが、アメックスプラチナが提供する「ステータス」の正体です。
【実用編】ステータスの登録方法(簡単3ステップ)
カードが届いたら、まずは各ホテルのステータス登録を行いましょう。すべてオンラインで完了します。
- アメックス・オンライン・サービスにログインします。
- 「特典とサービス」タブから「ホテル・メンバーシップ」を選択します。
- 各ホテルグループの「登録する」ボタンを押し、会員番号を入力(または新規登録)します。
※登録完了まで数日〜数週間かかる場合があるため、旅行の予定が決まったら早めの登録をおすすめします。